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elysia Mpressor 500をフル導入し、約1カ月使用した感想

ずっと温めてきた elysia Mpressor 500 16ch at SSL XL-DESKですが、遂に実現したという喜びと共に、実務でどういった強みを発揮するか・・・実際に1カ月ほど使用してのレビューとなります。

先ずはelysiaが得意としている、透明でHi-Fiなサウンドを実現できるという意味では、どの楽器・どのジャンルであってもそれなりに演出をしてくれるコンプレッサーです。しかし僕の場合は、それなり・・・という考え方はしておらず、むしろ積極的に各サウンドに色合いを付けてくれることを期待しています。もちろんオーバーコンプレッションは絶対にNGですが、ボーカルや楽器にエネルギーを与え、より強い音を創作できることで、楽曲におけるメリハリを演出してくれると感じています。美しい空間系の楽曲であれば、その低音と裏メロを重視しミキシングすると、重厚な楽曲へと変貌するケースがありますが、このMpressorを用いた空間系の楽曲は、Hi-Fiサウンドから作り上げられる透明感は勿論、その透明感を支える意味での毒気、重厚さを作り上げるには打って付の機材であることも感じています。要は、非常にパワフルなサウンドメイクも得意としており、ベースやドラムのキックなども濃厚なサウンドへと生まれ変わらせてくれます。

空間系の楽曲で以上のような演出ができるのだとすると、ロックやヘビーな楽曲ではHi-Fiを活かした各楽器の演出は勿論、かなり深いコンプレッションから生み出されるユニークなサウンドは、スネアやキックでは絶大な効果を発揮することが多々あります。

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