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elysia Alpha Compressorを導入。


elysia Alpha compressorが導入されました。これで、ほぼ全てのelysia製品がスタジオ内に導入されたことになり、世界からクレイジーと言われたコンフィギュレーションは更に進化したことになります(笑)。更には、Shadowhillsを除いては、世界を代表するコンプレッサーやEQも凡そは揃ったかと思います。お気づきかもしれませんが、アメリカ系を主とるする英語圏の機材が今一つ薄味に感じてしまい、SSL(XL-DESK)とNEVE(RMX16)の一部のみを導入はしていますが、それ以外はドイツとポーランドに特化している傾向にあります。これは一重に先進性と濃い味付けを重視してのことだったのですが、ドイツ人と非常に相性が良くメーカーに友人たちが多いのも理由かもしれません。いや、サウンドテイストに相通じるものがあり、人間関係がより良好だという部分もあるかもしれませんが、アーティストやエンジニアもドイツ人が付き合いの中心になっており、友人はヨーロッパが最も多い傾向にあります。ただ、ドイツ語は全く話せません(笑)。ドイツ語で話そうとすると、皆英語で返してくるので既に諦めた感があります。

それで elysia Alpha compressorの動作を含めた諸々の仕様と感想ですが、以前からよく知っている機材ではありますが、本当に考え抜かれた哲学を前提としてよくできていると思います。この機材自体は既に設計から13年以上が経過しているにもかかわらず、全く色褪せることなく相変わらずの輝きを放ち続け King of Compressor の一つに間違いありません。しかも、今のチェインに入れることで余計にその魅力というものを放つことが確認できています。

結局機材を様々に所有する意味というのは、使い分けとチェイン内で如何に組み合わせを巧みに行い、その積み重ねの上で楽音を制作することにありますから、どういう意味合いでAlpha compressorを用いるのかという根本的な意味合いと哲学が重要になってきます。多くのチェインが組めるように、マスタリング類の8機材もパッチ版でルーティングできるようにしてありますので、ミキシングの最終機材として、SPL NeosのマスターミックスのインサートにAlpha compressorを挿すことも可能です。これが強烈に良い化学反応を起こしてくれるチェインでして、特にピアノやストリングスなどで美しい旋律をミキシングする折に最適と言えるチェインの一つかと思います。ミキシングのバスミックスには、Alpha comrepssorの他にはIGS v8、SPL Iron、IGS S Type、IGS Multicoreなどを用いています。これは楽曲のジャンルや雰囲気に応じて用いていますが、これまでクラシックやイージーリスニング系の楽曲においては、かなり課題と思えていた部分をAlpha compressorが補ってくれるようになり、これは大きな収穫だったと言えます。

勿論マスタリングに用いることは大前提なのですが、自由なルーティングから無数のアイディアが出てきて、更に楽曲を彩ることができる可能性を秘めています。今後のAlphaの活躍に期待大です。

また、近日中に僕のマスタリング中の映像をYoutubeで公開しようと考えています。実際にどうマスタリングを行っているのか、身近に感じて頂く意味ではとても良い企画ではないかと思っています。

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