レコーディング機材に対して、マスタリング機材の導入も続いています。当方がエンドース元としてお世話になっている、ポーランドのBettermaker mastering EQを導入します。Pultec EQセクションとパラメトリックを持ち合わせており、尚且M/Sモードをも機能の中に含まれているというモンスターです。しかもCEOのMarekの説明によれば、バンドごとにM/S若しくはステレオをチョイスできるとのことで、この辺りも非常に面白みを感じます。 ただ、今後もEQ及びコンプレッサー類の導入は続けます。その理由は、それぞれの機材にそれぞれの音色を持ち合わせているので、機能が素晴らしいからと言って決してゴールは見えないということです。例えば10年前に設計されているelysiaのMuseqは、現在では特段新しい考え方を持ったEQではなくなりました。alpha compressorもそうですね。正にBettermakerは、elysiaのこの2機種を研究してきてリリースしている感があります。双方にエンドーサーなので、なんともコメントし辛いところはありますが、どんなに研究を進めても、それをモデファイして作り上げてきたとしても、elysiaには透明感あるサウンドと共に、太さを感じさせる強さがありますし、Bettermakerには透明感と繊細さを感じさせるものがあります。こうした音色という特色を持ち合わせている以上、機能という限定的な視点から機材を導入するわけには行きません。
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