日本にはいってきている商業音楽の殆どは、アメリカを中心とした動きになっています。確かにビルボードやグラミー賞はアメリカのものですし、映画も含めた世界への道筋を持っているのもアメリカです。しかし、その根幹の音を作っているスタジオや、作曲を行っている音楽家はヨーロッパ人ということは多々あります。あちこちでお話させていただいたり、このサイトでも書かせていただいているのですが、その最先端を行くのはドイツです。それはDAWのやマスタリング機材の多くが、ドイツから優秀な機材がリリースされていることを考えると、スタジオ環境における中心的役割を果たす機材が、ドイツ製が中核となることは必然とも言える現象です。特に、当スタジオでも使用しているSEQUOIAは、安定度・音の明瞭度共に最高品質と言える逸品で、正にマスタリング・グレードという風格を持ち合わせた機能と音色を持ち合わせています。欧米のスタジオを尋ねると、SEQUOIAの普及率の高さに驚かされますし、オンライン上で繋がっている各国のエンジニアの殆どが、SEQUOIAユーザーという現実も目の当たりにしています。 今一つ、ポップス・ロックの部分で世界の檜舞台に出てくることのないドイツですが、実は少し隠れた所で世界の音楽シーンを支えている部分があり、加えて長い歴史が生み出したその哲学には、畏怖の念すら感じさせるものが有ります。
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