今週は、レコーディング・ミキシング・マスタリングなどの新製品がLAのNAMM SHOWで発表されます。既にエンドース先からは、新製品の話を聞いており実機のデモもさせて貰っています。特にマスタリングは次の世代に突入することを予測できる動きがあり、音そのものは新世代へと移り変わります。その動きを主導するのは、やはりドイツを中心とするヨーロッパ勢で、ハイレゾに対応する事は勿論、それ以上に各機材の考え方が異次元の場所にあります。 1つヒントとなるのは、近年のコンプレッサーは立ち位置が全く変わり、所謂音圧を上げていくための道具ではなくなったということです。その最たる姿が、SPLのIRONだと思うのですが、真空管を用いながらも40kHz周辺まで対応するとともに、更には「音の景色を変える」機能が組み込まれています。これは、SPLのプロダクトマネージャーであるSaschaから聞いた話で、彼は明確に「景色を変える機材がコンセプト」と話していました。 残念ながら日本では彼らが何を持ってして開発を行っているのか?若しくは、どいう使い方がフォーマルとされるのか?などの考え方が全く浸透していません。恐らくは、彼らに実際会い、音を目の前にして話を進めないと教えてもらえないことかもしれませんし、聞く側にもそれなりの能力と理解力がないとメーカー側も話をしてくれないのかもしれません。この辺りの考え方・方向性については、自分が広めていく必要があるのかもしれないと思っています。 兎に角、今週のNAMM SHOWは、真新しい機材が多数発表されるはずです。 楽しみです。
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