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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

Kii Thee スピーカーのデジタルソースを調整中。

Kii Threeスピーカー

4種類のデジタルソースの入力を持つコントローラー


到着してから2週間、使い込んでみてわかる魅力というものがあります。また、取り敢えずは音を聴きた衝動に駆られるので、様々なセッティングというものを試す余裕も当初は無いものです。このKii Threeの場合は、位相対策が完璧なためにスピーカー位置というものをそこまで気を使うことはないのですが、選択肢として多いのがどのソースで聴くか?という点です。コントローラーがDDコンバーターになっており、ここからはADAT, SPDIF, USB, そして本体側にはAESとアナログ入力を持ち合わせています。

ここまで選択肢が多いと、何をどうルーティングして良いのか、そのテストすらやるのが大変なのですが、取り敢えずはやってみることにしました。

MUTEC ワードクロック

当スタジオのデジタル系入出力となると、RME RayDat, MUTEC MC-3+USB with REF10, そしてTASCAM DA3000といったところです。これまでのところとしては、圧倒的にMUTECが素晴らしく、まずはADATで挿してみると驚くほどリアルでワイドな音が出てきました。正直なところ、Kii ThreeコントローラーでUSB経由のDDコンバーターよりも圧倒的にMUTECが上かと思います。今度はSPDIFでも繋いで聴いてみましたが、ADATと殆ど変わらない印象でした。

RMEはかなりイレギュラーなことをしなければいけませんが、RayDatをThunderbolt3の外付けボックスに入れて、230vの仕様で鳴らせば相当に良くなります。国内環境の100vでは音が痩せてしまっていて、本来の能力を発揮しきれていません。MADI XT や MADI FXも同様にイメージを持ちます。TASCAM DA3000は、こうした機材に並んでしまうと、少し厳しいかもしれません。

こうしたデジタル機材の音の作り方という意味でも、音楽のセンスに富んだドイツ勢はピカイチです。そして飛び抜けてデジタルの世界で研ぎ澄ました音を出すのが、MUTECと言えるかと思います。そのMUTECとKii Threeを繋いだときの世界観というものは、44.1kHzの音源でもハイレゾとはまた異なる微細な表現力というものを取り込んだ独特の世界観を持ち合わせていました。

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