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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

IGS Audio ONE LA の真空管交換とキャリブレーション。


『ワームながらも透明感溢れる美しいコンプレッサー』そんな印象をIGS Audioの500シリーズからは感じ取ることができるサウンドテイストですが、代理店である私たち自身がそれだけでは満足できませんでした。もっと高貴で濃密なサウンドテイストを求めて、今日は真空管の交換をONE LAに施しました。コンセプトはズバリ

『ハイゲインで光り輝くコンプレッション』

を掲げて、秋葉原の真空管ショップへ行き、そこで2つほどの候補の中から選んできたのが本日の真空管です。どうせこの手のコンプレッサーを通すのであれば、かなりハッキリとした結果を感じたいもの。特に自分はその傾向が強く、機材を通したゆえの結果を明確に求める方です。少しの微妙な感触を求めるのではなく、クッキリと理解できるサウンドを手に入れることで、楽曲におけるインスピレーションは勿論、メインの楽器における構築方法も全く異なってくるので、こういう部分はかなり拘ります。ですので、こうしたボーカルやギターなどメインの楽器によく似合うコンプレッサーというのは、動画くらいにブラッシュアップされたサウンドを求めるところがあります。今回のモデファイでは、真空管交換のほかにキャリブレーションも行っており、濃厚・濃密なサウンドにクッキリとした輪郭を得られる上に、良く纏められた精密さも感じることができました。

それにしても今回の試みでは、驚くほどの成果を上げることができました。自分たちでもここまでの変化というものが生じるとは正直想定していなく、『それなりの変化が確認できれば御の字』というくらいの心持だったのですが、それをはるかに超越した濃密なサウンドは、再度IGS Audioの持ち合わせる可能性と表現力を深く感じることができました。

これは私たち独自の見解ではあるのですが、IGS Audioサイドとしては先ず機材として持ち合わせている挙動や癖のようなものを、透明感ある真空管で先ずは鳴らしてみて、その後慣れてきたころに真空管を交換し、思い切り使い手のスキルでサウンドテイストを色づけて欲しいと考えているのではないかと想像しています。ここまで激しく変化するということは、相当なポテンシャルを隠し持っている状況ですから、真空管一個の扱いで機材を買い替えてしまったほどの成果を得られます。

ここまで書きますと、非常に魅力的な真空管交換であることはお伝えできているかと思っておりますが、結構癖のある作業というところと、真空管の特性からして当たり外れが非常に強い作業であるとも言えます。そこで最近打ち出したサービスとして、真空管交換とキャリブレーションをセットにしたモデファイ・アフターケアを開始しています。(以下のサイトに細かく記載)

真空管によってかなりキャラクターが異なるのと、結構一個一個テイストに偏りが出るので、ご注文を頂いてこちらで求めるサウンドの方向性を定めた方が確実というところもあります。また、今後のプランとして3つくらいのサウンドテイストをこちらからご提案する形をとり、それをYoutubeに纏めて聴き比べができるようにしたいと考えています。こちら並行輸入品も受け付けておりますので、ご興味がおありのようでしたらお声掛けください。(並行輸入品には登録料が発生します。)

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