ハードギアのヘビーユーザーには、最も重しとなる作業がリコールです。写真を撮ったり、メモを取ったり、様々な形でその折のセッティングを残すのですが、デジタルドメインに生きている昨今、紙媒体というのは先ずNG。。。そして写真で保存というのも、余り効率の良いやり方ではありません。一度これらリコールの記録がなくなれば、それはもう大変なことになります。 自分で作った音でありながら、音からセッティングを導いていくために、ほぼ復元は不可能という状況に陥ります。次から次に入ってくる仕事の中、リ・テクをものすごい数で求められたりする場合には、もう大変なことになります。それが嫌で、プラグインに移行したり・・・という人も居るようですが、僕の場合は断固アナログで音を作り上げることに拘ります。プラグインで作り上げられた音というのは、一発で聴き分けがきくほどにか細いものがありますし、アナログでなければ絶対に出ない熱量というものがあります。 海外からの受注を目指すのであれば、アナログギアで大半を締めない限りは、その音を作り上げることは先ず無理でしょう。もうこれは断言できます。ワールドレベルは、プラグインで音を作り上げられるほど甘くはありません。 ウンチク云々で申し訳なかったのですが、結局アナログ派の僕としては、リコールに頭を悩ませていたところに、素晴らしいソフトウェアが販売されており、今日導入に至りました。いやー、素晴らしい。デジタルですべての情報がまかなえる、正に好みの仕様です。フランスのメーカーらしいのですが、Facebookでサポートをお願いしたところ、チャットで対応してくれました。この辺りも魅力のうちの一つかもしれません。そして何と言っても美しいそのグラフィック。 プロジェクトごとに仕分けも出来るので、正にベストソリューションという代物です。ラインナップにない機材は、話を持ちかけると対応してくれます。こういうところも、ヨーロッパならでは。
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