オペラアリア曲の仮ミキシング・マスタリングを行っています。 正に素晴らしい歌声で、人が才能を研ぎに研ぎ、更にその先にある境地を追い求め、極限の境地で芸術を表現している様を感じる事のできる作品に仕上がるかと思います。素晴らしいなあ・・・ここまでやり込むことが出来るというのは、人生の中で大きな財を得られているのだと思います。自分もこの志に負けないよう、今回の音源を世界最高の音へと昇華させたいと思っています。 そもそもこの音源、一昨日書いたハイレゾ前提で作られており、384kHzでレコーディングされたというツワモノ。ただ384kHzは再生環境にない方が殆なので、それを圧縮して192kHzで配信しようとも思っています。DSDも考えたのですが、やはりまだ現在のところ世界の舞台でDSDで聴いてもらえるという環境がないため、PCM192kHzにコンバートするつもりです。 今日はアーティスト向けに、リファレンスとして先方に送るものでしたので、かなり完成度は上げましたが、これで良いと言われるかもまだわからない状況です。 それで今回のプロジェクトで何が面白かというと、具体的に僕へ超えなければいけない、義務とする音源レベルというものも事前に知らされてのスタートでもありました。ずばり言えば、London Recordが制作、最近はSony系列から出ているCDですが、パッと聴いた感じとしては『抜くことが出来る』と判断したので、その場で『出来る』の回答をし制作に突入しました。僕はこういう仕事がすごく多いです。しかし、今まで宣言したものは、一応ご満足頂ける内容になっているようで、良い作品として扱って頂いています。 こうした負担も掛かりますが、非常にやりがいのある仕事というのが、僕はどうも好きみたいです。音の拘り方も、皆さんとてつもないですし、面白い仕事です。
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