3月11日の投稿で、世界における最新のスタジオ環境と課題について述べてみました。 それでは、これら要素を背景に、何を行っていくかが重要となります。目標物のないところに対して、異議を唱えるわけには行きませんし、それに大きく発展性がなくては面白くもありません。今のところの目算として、世界最先端のスタジオを日本に設置することを目先の目標としています。日本が大きく遅れを取っていることは、誰に目にも明らかな状況ですが、それを打破するまでの次の段階を提示できるノウハウ、そして世界からの情報を持ち合わせるスタジオは、恐らくは国内で当社しか無いであろうと感じています。先ず、本国の公式エンドサーという地位は、そう容易く与えられるものではなく、アビーロードに所属するMartinからも、その方法について質問を受けるほどです。また、アメリカやヨーロッパからのクライアントに対して、具体的にサウンドメイクを行うスタジオというと、やはり当社しか聞いたことがありません。 先ずは目先出来ること、そしてステップを踏んでいくことで、日本における音の価値自体も大きく変化してくれることを切に望んでいます。事実、日本の音楽市場は転換期を迎えており、今後市場の伸び率は海外からの受注にかかっていると思います。ドメスティックからグローバルへ、ここまで開かれた市場に対して、内向きである必要は何もありません。 まずはその第一歩を、我々が進んでみようと思います。
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